このサイトでは、全国の「災害伝承ミュージアム」が、緩やかに繋がり、情報を交換・共有することを意図し、取り組みの成果・記録や、今後の催しの案内などを掲示・公開しています。
全国に「災害伝承ミュージアム」的な施設が多くでき、運用されている状況を見つつ、こうした場の必要性を感じ、阪神・淡路大震災記念 人と防災未来センターが設置しています。
全国で観覧施設等の運用に関わるみなさまにぜひご活用いただきますことを願っています。
トップニュース
●全国の災害伝承ミュージアムへのアンケートリサーチ2021
調査結果レポート
PDFファイルを公開します。(2022.02.20)
ライブセッション時の不具合等を可能な範囲で補正し、ご視聴いただきやすく整えました。(2021.12.17)
●2021年11月7日(日)12:30-15:00 オンライン開催
災害伝承ミュージアム・セッション vol.3 2021
経験の伝承・次の災害への備え。啓発の新たなチャレンジ(仮)について
ぼうさいこくたい2021のセッション枠のプログラムとして実施します。
詳細はこちら
これまでの取り組みの成果・記録について:
●2021年の取り組み
<展示>全国がまだすドーム巡回展 噴火災害から30年 1991『 雲仙普賢岳噴火災害』を振り返る
会期:2021年9月7日(火)~ 2021年9月26日(日)
会場:人と防災未来センター 西館1階 ロビー(無料ゾーン)
●2020年の取り組み
オンラインぼうさいこくたい2020広島 セッション SS-04
「災害伝承ミュージアム・セッション vol.2 2020 with コロナ時代における課題と展望」
アーカイブ動画をご視聴いただけます。
コロナ禍における災害伝承ミュージアム等へのアンケート集計レポート(2020年10月)
全国の約50施設にご回答いただいた結果を集計し、PDFで公開しています。
<展示>「東日本大震災10年 伝承ロード ミュージアムポスター展」
会期:2021年2月23日(火)~ 2021年4月下旬
震災10年の機に、人と防災未来センターで行った企画展です。
●2019年の取り組み
ぼうさいこくたい2019名古屋 WS-17 ワークショップ
「災害伝承ミュージアムの課題と今後の展望」
開催記録のサイトです。アーカイブ動画はありません。
●その他
「災害ミュージアム研究塾2013」記録サイト
全国の災害伝承ミュージアムへのアンケートリサーチ2021
災害伝承ミュージアム・セッション vol.3 2021のイントロダクションで、国内のミュージアムの最新の動向を俯瞰するため、全国の施設に対し、アンケート調査を行いました。
アンケート実施期間:2021年10月8日〜22日
調査結果レポートPDFファイルを公開します。
ぜひご覧ください。
アンケートにご協力いただきましたみなさまに心からお礼申し上げます。
(集計作業・公開が予定より遅れましたことを、お詫び申し上げます。)
(2022.02.20)
アーカイブ動画
災害伝承ミュージアム・セッション vol.3 2021
経験の伝承・次の災害への備え。啓発の新たなチャレンジ(仮)
ライブセッション時の不具合等を可能な範囲で補正し、ご視聴いただきやすく整えた動画です。
全国で災害伝承に関わるみなさまにぜひご視聴いただければと思います。
(2021.12.17)
2021年11月7日(日)12:30-15:00 オンライン開催
災害伝承ミュージアム・セッション vol.3 2021
経験の伝承・次の災害への備え。啓発の新たなチャレンジ(仮)
日時:
11/7(日)12:30-15:00(予定)
(うち、ぼうさいこくたいオンライン上の取り込みの時間は、12:30-14:00)
開催方法:
Zoomウェビナーによるオンラインミーティング。
オンラインミーティングの様子は編集後のアーカイブ動画をご覧いただけます。
参加方法:
以下のフォームよりお申し込みください。※11/6 16:00まで
お申込フォーム※受け付けは終了しました。
以下の2つの方法から選択いただきます。
1)Zoomウェビナーでの参加(質疑応答の時間などに、発言していただけます。)
2)ライブ配信視聴
申込者には後日メールで接続情報などをお送りします。
また、ぼうさいこくたいのウェブサイトより、該当ページでも、ライブ配信を視聴いただくことができます。
(ただし、開始12:30から14:00までとなります。上記特設サイトに移動していただくことで視聴を継続いただけます。)
主催:
阪神・淡路大震災記念 人と防災未来センター
協力:
登壇各施設
■セッションのテーマ(タイトル)
災害伝承ミュージアム・セッション vol.3 2021
経験の伝承・次の災害への備え。啓発の新たなチャレンジ(仮)
■概要
全国の災害伝承ミュージアムからいくつかを選定させていただき、コロナ禍における運営上の工夫やオンライン活用・実践の成熟度、テクニカルな手法など各施設の最新の取り組みをプレゼンテーションしていただきます。
今回は、単に過去の災害の事実を伝えるだけでなく、「これからの災害にいかに備えるか」について、学びの場の提供の仕方、取り組みの工夫や考え方についても情報交換を行います。
また、ミュージアム関係者だけでなく、オブザーバーとして有識者等にも参加いただき、それぞれの立場から今後の災害ミュージアムへの期待を込めたショートレクチャーを行っていただくことで、これまで2回のセッションより一層の深みのあるプログラムとしていきます。
なお、全国の災害ミュージアムに対して事前にコロナ禍における施設運営等のアンケートを実施し、その結果をセッションのイントロ部分で発表し、問題提起を行います。
■プログラム(予定:11/4時点)
第一部:全国の災害伝承ミュージアムからの動向レポート 12:30-13:30
(1)セッション開催趣意のお伝えと、アンケート調査結果の簡易レポート
「全国の災害伝承ミュージアムへのアンケートリサーチ2021 」結果のとりまとめ・共有
平林 英二(人と防災未来センター企画ディレクター、本セッション立案者)
(2)全国の災害伝承ミュージアムからのプレゼンテーション
施設名(所在地)登壇者
- -1 いのちをつなぐ未来館(岩手県釜石市)川崎 杏樹
- -2 みやぎ東日本大震災津波伝承館(宮城県石巻市)伊藤 崇宏
- -3 福島県立博物館(福島県会津若松市)筑波 匡介
- -4 東京臨海広域防災公園そなエリア東京(東京都江東区)丸山 浩司
- -5 阪神・淡路大震災記念 人と防災未来センター(兵庫県神戸市)筆保 慶一
https://youtu.be/vWDMN1JFUO4※当日のプレゼンテーション動画 - -6 北淡震災記念公園(兵庫県淡路市)米山 正幸
- -7 雲仙岳災害記念館(長崎県島原市)東山 陽次
質疑応答
(休憩 約 10min)
第二部:ディスカッション 13:40-15:00
「これからの災害伝承ミュージアムの学びのあり方を考える」
ショートレクチャーとディスカッションテーマの提供
- -1 澤田 雅浩 兵庫県立大学大学院 減災復興政策研究科 准教授
- -2 川西 勝 読売新聞大阪本社編集委員・DRIリサーチフェロー
全体進行:澤田 雅浩 & 平林 英二
■このセッションのねらい・目指すこと
全国の災害伝承ミュージアム(的施設)にて実務を担う方々は、普段は相互に接点を持つことはあまりないと思われますが、日々取り組むミッションやその具現化する実務内容・スキル等において、必ず多く共通する観点があると考えられます。(例えば集客施設としての運営スキル、具体ソフトの実践展開におけるノウハウなど。)全国的なレベルでこうした関係者が一同に集う場は、あまりないと思われます。オンラインの技術が普及した今、こうしたことをオンラインの活用で推進することには意義があると思われます。
この場は、全国の災害伝承ミュージアムが互いの情報を交換するフィールドとします。また、共通の話題をベースとすることで、その情報交換における実感共感の度合いを高めることができると思われますので、現在は、全国的な共通課題である「コロナ禍」に関係した話題をテーマに含めて実施します。
この現場で得たことを、互いの活動にフィードバックして活かしたり、今後複数施設間が協働してより良い成果をもたらすことの模索等にも活かしていただきますことを願っています。
各施設における実務者にとって意義があり、役立つと感じていただける1つのフィールドとなることを目指します。そのため、実践内容はできる限りアーカイブとして残し、当日参加が叶わなくとも、後日共有いただけるよう配慮してまいります。
■登壇者の紹介
川崎 杏樹(かわさき あき)
いのちをつなぐ未来館(岩手県釜石市)
語り部
中学校2年生の時に東日本大震災を経験。大学進学のため4年間、釜石市を離れるが、卒業とともに釜石にUターンする。2020年に(株)かまいしDMCに入社し、いのちをつなぐ未来館に勤務し、伝承活動を行っている。
伊藤 崇宏(いとう たかひろ)
みやぎ東日本大震災津波伝承館(宮城県石巻市)
宮城県 復興・危機管理部 復興支援・伝承課 震災伝承班 企画員(班長)
経済商工観光部観光課主査、保健福祉部医療政策課主任主査(県立病院機構派遣)などを経て、令和2年4月から震災復興企画部震災復興推進課(原課の前身)企画員を務め、令和3年4月より現職。「みやぎ東日本大震災津波伝承館」の開館と、管理・運営に携わる。
筑波 匡介(つくば ただすけ)
福島県立博物館(福島県会津若松市)
学芸課 副主任学芸員(災害分野長 震災遺産保全プロジェクトチーム長 企画推進班)
新潟県中越地震の伝承施設である中越メモリアル回廊の整備と運営に関わったのち、福島県立博物館の震災遺産を担当する。今年度、災害分野を新たに立ち上げて、地域の学校等で防災教育を手法とした教育普及に取り組む。東日本大震災を福島県の歴史として常設展示するために検討を重ねている。2018(平成30)年より現職。
丸山 浩司(まるやま こうじ)
東京臨海広域防災公園そなエリア東京(東京都江東区)
管理センター長
2016年より東京臨海広域防災公園の管理センター長を務める。
公園の管理及びそなエリア東京の運営に携わる。
筆保 慶一(ふでやす けいいち)
阪神・淡路大震災記念 人と防災未来センター(兵庫県神戸市)
事業部長
2021年4月から現職。
兵庫県庁令和3年3月末定年退職。長年防災局に在籍し、阪神・淡路大震災の復興支援・教訓継承や消防行政等を担当、ほかに県立芸術文化センター、県立歴史博物館に勤務。
米山 正幸(こめやま まさゆき)
北淡震災記念公園(兵庫県淡路市)
北淡震災記念公園 総支配人 株式会社ほくだん 代表取締役
1995年阪神・淡路大震災に淡町(現淡路市)富島(としま)で被災。当時29歳。
語りべとして自らの体験、当時の北淡町の様子や教訓を語り、自然災害からの教訓を交え、地域のコミュニケーション、命、地震に備えることの大切さなどを伝える。
2000(平成12)年2月株式会社ほくだん入社。
2005(平成17)年10月震災の語りべ活動開始。公園内外での講和回数は1400回を超える。
2017(平成29)年7月より現職。
東山 陽次(ひがしやま ようじ)
雲仙岳災害記念館(長崎県島原市)
企画広報グループ・学芸員
2014年熊本大学大学院自然科学研究科修了。
2018年より雲仙岳災害記念館で勤務。現在まで、教育普及、ワンダーラボのイベント企画、企画展示の製作等に従事。専門は火山岩岩石学・地球化学。学芸員資格。日本火山学会所属。いのりの灯事業や教育プログラムを通してボランティア語り部ガイドとの交流を行っている。
澤田 雅浩(さわだ まさひろ)
兵庫県立大学大学院 減災復興政策研究科 准教授
長岡造形大学建築・環境デザイン学科准教授などを経て2017年より現職。
2004年新潟県中越地震の被災地で、緊急対応から集落の復興に至るプロセスに継続的に関与。新潟県中越大震災復興検証にも携わる。長岡震災アーカイブセンターきおくみらい館長。
また、内閣府地区防災計画モデル事業アドバイザーとして、住民や地域の知恵を集めた防災・減災対策の推進にも関ってきた。
川西 勝(かわにし まさる)
読売新聞大阪本社編集委員,人と防災未来センター・リサーチフェロー
1988年京都大学文学部卒、読売新聞大阪本社入社。1995年阪神・淡路大震災を契機として災害報道を担当。気象予報士。兵庫県立大学大学院減災復興政策研究科博士後期課程在学中。
平林 英二(ひらばやし えいじ)
阪神・淡路大震災記念 人と防災未来センター 運営課 企画ディレクター
当センター開設から1年後の2003年、現在の東館オープンを機に関わる。以来、展示・イベント等の企画業務全般に携わる。
お問い合わせ・連絡先
阪神・淡路大震災記念 人と防災未来センター
事業部運営課 企画ディレクター
平林英二
〒651-0073 兵庫県神戸市中央区脇浜海岸通1-5-2 西館5階
TEL;078-262-5502 FAX;078-262-5509
Email: event(at)hitobou.com ※(at)は@マークに変更ください。