企画展「東日本大震災10年 伝承ロード ミュージアムポスター展」 企画展ロゴ

企画展名称

全国がまだすドーム巡回展 噴火災害から30年 1991『 雲仙普賢岳噴火災害』を振り返る

インフォメーション

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会期

2021年9月7日(火)~ 2021年9月26日(日)

会場

人と防災未来センター 西館1階 ロビー(無料ゾーン)

〒651-0073 兵庫県神戸市中央区脇浜海岸通1丁目5-2

(最寄り駅:JR神戸線灘駅、阪神電鉄岩屋駅)

【アクセス】https://www.dri.ne.jp/access

展示概要

1991年に長崎県島原半島で起きた雲仙普賢岳噴火災害から今年で30年。あらためてこの災害を知っていただく機会をもうけるため、噴火活動、災害の発生と被害の状況を振り返るパネルと、実際に被災した実物資料で紹介しています。

また火山・噴火に関する自然現象の解説や、その長い歴史、調査研究の紹介等を合わせ、火山活動や噴火について、総合的な理解を深めていただくことができます。

この展示は長崎県島原市の雲仙岳災害記念館(愛称:がまだすドーム)が制作し、全国8箇所の巡回展示のスタートとして、当センターで開催しています。

雲仙岳災害記念館の全景。背景に雲仙岳が広がる。
雲仙岳災害記念館の全景。背景に雲仙岳が広がる。
雲仙岳災害記念館(がまだすドーム)外観
雲仙岳災害記念館(がまだすドーム)外観

当時おきた噴火現象と災害に学ぶ

噴火現象・災害の写真解説

溶岩・溶岩流

マグマが地表へ噴出する現象。普賢岳の噴火では約800℃の溶岩が噴出した。

雲仙普賢岳は、1990年(平成2 年)、198年ぶりに噴火。その後状況は刻々と変化していった。

雲仙普賢岳山頂付近に現れた溶岩
雲仙普賢岳山頂付近に現れた溶岩

火砕流

溶岩の破片、軽石、火山灰が火山ガスと一緒に、ものすごいスピードで山を流れくだる現象。噴火現象の中でもっとも恐ろしいものの一つ。

噴出したマグマが盛り上がる「溶岩ドーム」が成長していった。これが火口から新しく湧き出るマグマに押されて崩れ、「火砕流」が発生するようになった。

普賢岳で起きた火砕流
普賢岳で起きた火砕流

1991年(平成3年)6月3日、山麗の町に到達。火山の様子を取材していたマスコミと消防団など、43名の死者・行方不明者を出した。6年間に起こった火砕流は9,400回あまりとなった。

町に襲いかかる雲仙普賢岳の火砕流 1992年9月27日
町に襲いかかる雲仙普賢岳の火砕流 1992年9月27日

土石流

噴火によって降り注いだ火山灰は雨を通しにくく、少しの雨でも土石流を起こす。

雨が降るたびに発生した土石流が、家を壊し、道路や田畑を石と泥の海にした。一度に579戸の建物を埋める大きな被害を出したこともあった。

土石流で屋根まで埋まった家
土石流で屋根まで埋まった家

写真提供: 雲仙岳災害記念館

主催

雲仙岳災害記念館

共催

全国火山系博物館連携協議会

阪神・淡路大震災記念 人と防災未来センター


全国がまだすドーム巡回展 開催予定

下記の予定が決定しています。(2021.09.18現在)

2021(令和3)年度

9月7日(火) ~ 9月26日(日)

阪神・淡路大震災記念 人と防災未来センター(兵庫県)

https://www.dri.ne.jp

10月12日(火) ~10月31日(日)

箱根ジオミュージアム(神奈川県)

http://www.hakone-geomuseum.jp

11月20日(土) ~12月19日(日)

ふじのくに地球環境史ミュージアム(静岡県)

https://www.fujimu100.jp

1月15日(土) ~2月6日(日)

気仙沼市東日本大震災遺構・伝承館(宮城県)

https://www.kesennuma-memorial.jp

2022(令和4)年度

4月16日(土) ~6月30日(木)

磐梯山噴火記念館(福島県)

http://www.bandaimuse.jp


お問い合わせ

企画展について

雲仙岳災害記念館(がまだすドーム)

Tel 0957-65-5555

〒855-0879 長崎県島原市平成町1-1

https://www.udmh.or.jp

会場について

阪神・淡路大震災記念 人と防災未来センター「観覧案内」

Tel 078-262-5050

〒651-0073 神戸市中央区脇浜海岸通1-5-2

https://www.dri.ne.jp