人と防災未来センターでは、設立以来10年にわたり、国内外の災害・防災の資料収集や展示に取り組んでいる施設・団体とのネットワークづくりを通し、災害の資料展示のあり方を探ってきました。

これまでの取り組みの成果を皆様と共有するため、6回シリーズの公開セミナーを開催します。

全国各地のミュージアムから講師をお招きし、災害の記憶の伝え方や、それにおけるミュージアムの役割について学びます。


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第1回:2012年10月20(土)14:00〜
「阪神・淡路大震災 震災資料の17年」

【日時】

2012年10月20日(土)14:00〜16:00

【発表者】

人と防災未来センター震災資料専門員 高野尚子

【概要】

阪神・淡路大震災(1995年)から17年、そして、人と防災未来センターの設立から10年を迎えました。
センターの資料室では、震災資料専門員が震災資料の収集・整理・保存・活用を行ってきました。この10年間の節目を機に、活動の成果を振り返り報告するとともに、現代に起きた災害の記憶・資料を保存収集することの意義と、しかしながらそこに生じ、これから解決しなければならない様々な課題についても提議しながら、これからの10年、そしてさらに未来へと、阪神・淡路大震災を語り継いでいく上で大切なことを、みなさんと一緒に考え合いたいと思います。


【会場】


阪神・淡路大震災記念 人と防災未来センター
西館1階ガイダンスルーム1

【参加費】

無料・先着順

第2回:2012年11月18日(日)14:00〜
「被災地経験継承のために
−複数の展示拠点とネットワークづくり−」

【日時】

2012年11月18日(日)14:00〜16:00

【講師】

長岡震災アーカイブセンター「きおくみらい」研究員 山崎麻里子 氏

【概要】

新潟中越地震(2004年)のメモリアル拠点として点在する4施設・3公園を指す名称『中越メモリアル回廊』。
これらの拠点をめぐることによって災害の全体像を把握するという、地域全体を災害ミュージアム化させた事例です。
その一施設から研究員をお迎えし、ひとつの施設に展示を集約して見せる人と防災未来センターとは異なる記憶継承の試みを紹介していただき、ミュージアム施設の場所と、地域との関係性について考えます。


【会場】


阪神・淡路大震災記念 人と防災未来センター
東館3階 GTS大会議室

【参加費】

無料・先着順

第3回:2012年12月16日(日)14:00〜
「東日本大震災の文化財レスキューと展示活動」

【日時】

2012年12月16日(日)14:00〜16:00

【講師】


遠野文化センター調査研究課 主査兼学芸員 前川さおり 氏
震災からよみがえった東北の文化財展実行委員 若月憲夫 氏

【概要】

東日本大震災では、複数の博物館・図書館などが被害を受け、収蔵されていた多数の文化財も被害を受けました。そのようななか、被災した文化財を一刻も早く救出するためのレスキュー活動が行われました。
また、その成果と重要性を伝えるための企画展もいち早く開催されました。
文化財レスキュー活動に携わり、この展示を企画・運営したお二人をお招きし、その経験と展示に込められた想いについてお話いただきます。また、講演終了後に、講師による「震災からよみがえった東北の文化材展」(12/11〜1/27)人と防災未来センター東館にて実施予定)の展示解説を行います。


【会場】


阪神・淡路大震災記念 人と防災未来センター
西館1階ガイダンスルーム1

【参加費】

無料・先着順

第4回:2013年1月26日(土)13:00〜
「地域を拠点とした被災経験の継承−阪神・淡路大震災と東日本大震災−」

【日時】


2013年1月26日(土)13:00〜16:00
※13時から開催です

【講師】



おらが大槌夢広場
野田北部・たかとり震災資料室 河合節二氏
神戸市立地域人材支援センター 内屋敷保氏

【概要】

 阪神・淡路大震災の教訓を発信する団体のなかには、震災の記憶がよみがえるような、地域にとってかけがえのない場所で活動を行っている団体があります。東日本大震災においても、地元に密着した活動を行いながら、震災資料の保存・活用に取り組んでいる団体があります。
 シリーズ第4回では、阪神・淡路大震災の教訓の発信を行っている二つの団体のスタッフをお招きし、震災当時にボランティア拠点や避難所となった場所で、震災を伝える活動について、活動の内容と想いをお話しいただきます。また、東日本大震災の被災地からは、岩手県大槌町に新たに設置されたNPO「おらが大槌夢広場」のスタッフをお招きし、仮設の復興館で資料展示や、リアルタイムで町内外に情報を発信する「大槌新聞」の取り組みをご紹介いただきます。


【会場】


阪神・淡路大震災記念 人と防災未来センター
西館1階ガイダンスルーム1

【参加費】

無料・先着順

第5回:2013年2月10日(日)14:00〜
「長田区役所職員による阪神・淡路大震災の記憶継承の取り組み −人・街・ながた震災資料室の事例−」

【日時】

2013年2月10日(日)14:00〜16:00

【講師】

人・街・ながた震災資料室

【概要】

 神戸市長田区は阪神・淡路大震災で大きな被害を受けた地域のひとつです。長田区役所の職員は、経験したことのない災害対応業務に日夜従事しました。そのような経験を風化させず、後世へ活かすために、区役所内に職員のボランティアの運営による「人・街・ながた震災資料室」が開設されました。地域密着型の震災資料の収集・保存と、手作りの展示を企画・運営しているスタッフをお招きし、区役所職員のボランティアならではの経験と、地域に密着した震災資料に込められた想いについてお話いただきます。


【会場】


阪神・淡路大震災記念 人と防災未来センター
西館1階ガイダンスルーム1

【参加費】

無料・先着順

第6回:2013年3月9日(土)14:00〜
「災害記念館からジオミュージアムへ」

【日時】

2013年3月9日(土)14:00〜16:00

【講師】


雲仙岳災害記念館副館長、
第5回ジオパーク国際ユネスコ会議事務局 杉本伸一氏

【概要】

 雲仙岳災害記念館は、1990年から95年の雲仙普賢岳の噴火活動を中心に、自然の脅威と災害の教訓を後世に残すために設立されました。見て触れて、リアルに体感しながら、わかりやすく学習できる日本で唯一の「火山体験ミュージアム」です。また、島原半島世界ジオパークの認定に伴い、ジオパークの中核施設としても位置付けられています。雲仙岳災害記念館は、開館から10年を迎え、災害の展示施設から、防災教育やジオパークを推進するためのジオミュージアムへと生まれ変わろうとしています。このような雲仙岳災害記念館の今日までの取り組みと、今後の展望を紹介します。
 また、今回の公開セミナーシリーズの総括として、各界の発表内容を通して見えてきた災害ミュージアムの役割や、災害の記憶の伝え方について、参加者のみなさんと考えます。


【会場】


阪神・淡路大震災記念 人と防災未来センター
西館1階ガイダンスルーム1

【参加費】

無料・先着順

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第3回:終了しました  12月16日(日)に参加します
第4回:終了しました  1月26日(土)に参加します
第5回:終了しました  2月10日(日)に参加します
第6回:終了しました  3月9日(土)に参加します

お問い合せ

公益財団法人ひょうご震災記念21世紀研究機構 人と防災未来センター 資料室 担当:石原・高森

Tel:078-262-5058 Fax:078-262-5062

〒651-0073 神戸市中央区脇浜海岸通1-5-2

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