11月27日(金)におこなわれた給水訓練の様子を、参加したひとぼうの企画担当がレポートします!
今回の訓練は、脇浜ふれあいまちづくり協議会が主催し、なぎさ公園内にある貯水槽(HAT神戸水際広場貯水槽)にて災害時の応急給水方法を学ぶというものでした。
神戸市では、災害時に水道施設が復旧するまでの間、応急的に給水ができるように概ね半径2km毎の設置を目標に貯水槽が整備されているそうです。
今回は、HAT神戸内にあるなぎさ中学校の陸上部の皆さんが参加され、水道局の方のご指導のもと、まちづくり協議会の方と一緒に訓練を行いました。
まずは、貯水槽の倉庫から「応急給水装置」を取り出すことからはじめます。
こちらが倉庫から取り出した状態の「応急給水装置」。これを組み立てて使用します。

水道局の方と地域の方に手ほどきを受けながら、中学生もやってみます。


組み立てたら、給水口にホースを取り付けて準備OK。

呼び水を加え、ポンプのハンドルを何度か上下すると・・・・無事に水が出ました!!


水がでても、訓練はまだ終わりません。
次は水を汲むための給水袋作り。配布してもらった給水袋に付属の紐を取り付け、リュックの状態になるように自分で作っていきます。
出来上がったら、先ほどの給水装置から6リットルの水を入れて・・・

実際に背負ってみました。

中学生の女の子に感想を聞いてみると「手で持つと重かったけど、背負ってみると軽い!もう一個くらい持てそう!」と頼もしい発言。
背負うことで軽く感じることも実感されたようでした。
最後は、訓練機材を倉庫におさめるところまで行って訓練終了。
訓練は1時間程で、気軽に参加できるものでしたが、大人も中学生も一緒に給水方法を学べるとても充実した時間でした。
この訓練は1年に2回程度行っているとのことですので、HAT神戸付近にお住いの方でまだ参加されたことのない方は、ぜひご参加ください!
ちなみにこの倉庫の外側の壁面には貯水槽を示すマークがあり、倉庫の前には貯水槽の説明が書いてあり、貯水槽があることがわかりやすく表示されていますのでお近くにお立ち寄りの時に確認してみてくださいね。


参考:
HAT神戸水際広場貯水槽の場所
http://www.city.kobe.lg.jp/safety/prevention/water/10_07.html
神戸市の応急給水拠点
http://www.city.kobe.lg.jp/safety/prevention/water/10.html
(いずれも神戸市のWEBサイトより)