「3.11を撮るということ」2013.2.9 sat 14:00-16:00

ゲスト紹介

2011年3月11日16時05分 自宅2階に避難し、ベランダから見た津波
2011年3月11日16時05分
自宅2階に避難し、ベランダから見た津波

中山奈保子さん(展示写真提供者)

宮城県石巻市築山の自宅にて被災。自宅は津波で一階が浸水し、近くに住んでいた義父を津波により失う。自らも子ども二人を持つ親であることから、子どもたちに震災の経験を語り継いでもらおうと、震災の恐ろしさだけでなく、それ以降の親子の日常をありのままに記録する活動「三陸こざかなネット」をスタートさせる。現在は、自らの体験を漫画にした『ねぇねぇしってたぁ?』を出版するとともに、読み聞かせ会、英訳版の制作を進めている。

2011年3月11日、余震が断続的に続きサイレンが鳴り響く中、カットを続ける美容師
2011年3月11日、余震が断続的に続きサイレンが鳴り響く中、カットを続ける美容師

齋藤高晴さん

展示写真提供者

通訳・翻訳や国際マーケティングを行うLLP「コミューナ・トランスレーション・デザイン」代表。震災後は国連、BBC、MIT、ブリティッシュ・コロンビア州(カナダ)防災担当者などの被災地視察のコーディネート・通訳を務める。また「せんだいメディアテーク」による震災関連記録映像のアーカイブ「3がつ11にちをわすれないためにセンター」の英訳・字幕制作や自らが震災前の南三陸町を取材した映像の英訳・発信など、震災の記録を海外へ伝える活動も行っている。

2011年4月24日 津波で倒れた木。花を咲かせた桜(蒲生)
2011年4月24日
津波で倒れた木。花を咲かせた桜(蒲生)

衞藤雅之さん

展示写真提供者

1971年山形県酒田市生まれ。1997年より仙台市在住。会社員。東日本大震災後、佐藤正実氏のTwitter上での呼びかけに共感し、市民目線の記録を開始。NPO法人20世紀アーカイブ仙台へ記録の提供を続ける。1800枚余の写真は、すべて写真共有サービス「Flickr(フリッカー)」で公開している。

2011年8月6日 仙台七夕まつり開幕 復興を願う短冊
2011年8月6日
仙台七夕まつり開幕 復興を願う短冊

佐藤正実さん

展示写真提供者

1964年仙台市生まれ。出版社「風の時編集部」代表として、NPO法人・20世紀アーカイブ仙台の副理事長として活動。NPOでは、市民が撮った東日本大震災の記録を収集し、編集・出版活動を統括する。2011年4月に震災記録写真をWeb上に公開。5月、震災画像を書籍化する「3.11伊達なむすびあいプロジェクト」始動。2012年3月に写真集『3.11 キヲクのキロク』を出版した。現在は、被災地の定点観測写真の書籍化に向け活動中。