特別企画展 1.17阪神・淡路大震災20年 伝えよう 未来へ 世界へ

20年から学ぶ、これから。

1995年1月17日に発生した阪神・淡路大震災から20年。

この間、被災地では、震災からの復旧・復興と災害に強いまちづくりに取り組んできました。3部構成の本企画展では、さまざまなデータや資料を通じて、被災地の20年の歩みをあらためて見つめ直し、震災の経験と教訓を震災を知らない世代にも伝えます。併せて、阪神・淡路大震災と東日本大震災それぞれの特性を整理し、これを踏まえて、今後発生が想定される巨大地震の脅威とこれに備えることの大切さを国内外に発信します。首都直下地震や南海トラフ巨大地震等が危惧されるなか、本企画展から、これからの減災の取組みのヒントを得ていただきたいと思います。

PART
1

あらためて振り返る
1995.1.17

no.1

メディア・資料で知る
震災発生当時と、それからのこと

阪神・淡路大震災が起こる前後の様子が伝わる新聞紙面や、震災の傷跡を生々しく追いかけた当時の出版物などを見てみよう。

no.2

地図で見る
1.17 被災地の全体像

兵庫県南部地域の大型マップや、市区町単位の人的被害・建物被害データで、被災地の状況を把握しよう。

no.3

資料室収蔵品で知る
当時の空気、その後の20年

およそ19万点に及ぶ当センター資料室の収蔵品を通し、20年の時の流れを思い返そう。

no.4

3D映像で見る
阪神・淡路大震災の記録〈特別上映〉

時はまだとても貴重であった3Dハイビジョン映像で記録された、地震から数週間後のまちの姿を見てみよう。

no.5

データで知る
被災の全容と復旧・復興

20年を機にWebサイト「神戸新聞NEXT」が設置した特集コーナー「データで見る震災」をタッチパネルで閲覧しよう。

no.6

年表で振り返る
阪神・淡路大震災からの20年

あの日から今日までの復旧・復興の歩みや、震災の経験から生まれた災害文化を、時間軸上で振り返ってみよう。

JOIN US! 「みんなでつくる20年年表」

特設サイトでこの年表をご覧いただけます。

またサイトでは、できごとを投稿いただき、掲載していくコーナーを展開しています。

この20年間を振り返り、あなたにとって大切だったできごとをぜひお寄せください。

PART
2

1.17 と 3.11
ふたつの災害の特性を知る

「阪神・淡路大震災」は、現行の災害対策基本法が施行されてから初めて発生した大規模地震災害。都市機能が高度に発達し、高齢化が進む地域で発生した震度7の地震であり、初動体制や、被災者支援のあり方などさまざまな問題が浮かび上がり、多くの教訓を残しました。

その約16年後に発生した「東日本大震災」では、阪神・淡路大震災をはじめ、その後の各地の地震災害の経験を踏まえた対応が行われていますが、地震、津波、原発事故の複合災害で、被害があまりにも大きく、広域に及んでいることから、復旧・復興に当たり多くの困難に直面。特に津波対策については多くの教訓を残しています。私たちは、この2大災害から教訓を学び、これからの対策に活かしていくことが大切です。

no.7

阪神・淡路大震災 と 東日本大震災

この20年間に、日本で最も甚大な被害をもたらした2つの地震災害。被害状況や教訓などを学ぼう。

PART
3

20XX.X.X
将来の巨大地震に備える

no.8

いずれ起こる大地震とは?

過去にも数々の大地震が発生してきた日本。将来の大地震について考えるため、過去にあった地震を振り返ってみよう。

no.9

首都直下地震が起きたら…

デジタルマッピング ジオラマ模型や想像画を通して、首都圏で発生する大地震の想定に学ぼう。

no.10

南海トラフ巨大地震とは?

過去にも繰り返し起きている南海トラフ沿いの巨大地震とそれに伴う津波。将来起きる地震・津波と被害の想定を知り、備えよう。

no.11

科学の目で追う巨大地震

いつか発生する巨大地震に備え進展する地震観測ネットワークや、データ解析による研究等の最先端事例を知ろう。

no.12

避難所での生活は?

自然災害により、だれもが避難生活を経験する可能性がある。避難所の雰囲気を原寸大で再現した空間で、その時について考えてみよう。

no.13

今、どのように備えるべきか?

日本各地で行われている、防災や減災の取り組み事例を紹介。

あなたのまちや地域でも、ぜひ実践してみよう。

no.14

20年の歩みを未来に伝えよう

震災からの20年間、または未来に向けたメッセージを寄せあいましょう。随時Webサイトにもアップしています。

JOIN US! Message to the future

企画展のエンディングでは、スマホなどで撮影し投稿していただいたメッセージを、会期を通じ発信し、広げていきます。ぜひご参加ください!

【会場】
阪神・淡路大震災記念 人と防災未来センター 観覧ゾーン
西館2階 企画展会場,東館2階 展示ベース,東館3階 特設会場
【時間】
9:30~17:30(入館は16:30まで)
金・土曜は9:30~19:00(入館は18:00まで)
※月曜休館(月曜が祝日の場合は翌平日)、12月31日・1月1日は休館
【入館料】
大人600円、大学生450円、高校生300円、小・中学生以下無料
・障がい者、65歳以上の高齢者は証明書提示により上記の半額
・20名様以上団体割引あり
【主催】
阪神・淡路大震災20年メモリアル特別展示事業実行委員会
【企画】
阪神・淡路大震災20年メモリアル特別展示企画委員会
河田 惠昭 氏 (阪神・淡路大震災記念 人と防災未来センター長)
牧 紀男 氏 (京都大学防災研究所教授)
奥村与志弘 氏 (京都大学大学院助教(地球環境学堂地震災害リスク論分野))
井上 隆 氏 (神戸新聞社地域活動局事業部長)
山田 英貴 氏 (サイバー適塾運営協議会主任調査役)
亀井 浩之 氏 (兵庫県企画県民部防災企画局復興支援課長)
【事務局】
阪神・淡路大震災記念 人と防災未来センター 事業部
【特別協力】
神戸新聞社
【協力】
あしなが育英会、愛媛県県民環境部、独立行政法人 海洋研究開発機構(JAMSTEC)、京都大学防災研究所、高知県危機管理部、高知県商工労働部、神戸市市民参画推進局、神戸市立地域人材支援センター NPO法人ふたば、神戸大学附属図書館、小林 郁雄 氏(人と防災未来センター 上級研究員)、NPO法人さくらネット、静岡県危機管理部、静岡県湖西市、静岡県袋井市、松竹株式会社、一般財団法人 消防科学総合センター、バンダイビジュアル株式会社、兵庫県広域防災センター、兵庫県広報課、兵庫県こころのケアセンター、兵庫県立芸術文化センター、NPO法人プラス・アーツ、北淡震災記念公園、三重県尾鷲市、宮崎県西都市、和歌山県総務部危機管理局、COMIN'KOBE実行委員会、JICA関西、KIITOデザイン・クリエイティブセンター神戸、NHKメディアテクノロジー
人と防災未来センター地図

ACCESS

<鉄道>阪神電車「岩屋」駅・「春日野道」駅から徒歩約10分 / JR「灘」駅から徒歩約12分

<車>阪神高速道路神戸線「摩耶」ランプから約4分、「生田川」ランプから約8分

※駐車場有(総合案内での駐車券提示による観覧者割引有)

人と防災未来センターロゴ

お問い合わせ:人と防災未来センター 事業部運営課

TEL:078-262-5050(観覧案内)

FAX:078-262-5055

〒651-0073

神戸市中央区脇浜海岸通1丁目5-2

http://www.dri.ne.jp

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